詐欺に引っ掛かったのに警察へ被害届は提出できない(騙されていたことが分かってからの行動2)

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警察署 騙されていたことが分かってからの行動

 

ミステリーショッパー(覆面調査員)のアルバイトをしているつもりが、実は詐欺に遭っていて、130万円を騙し取られていたことを知った私は、警察に被害届を提出しに行きました。

 

今回はその時のことを記事にします。

 

この話は、銀行口座が凍結されて詐欺に遭っていたことが発覚(騙されていたことが分かってからの行動1)の続きです。

 

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警察で被害を訴えるが被害者になれず

 

緊張しながら約束の時間に警察署に訪れると、若い刑事さんが名刺をくれました。名刺の肩書を見ると、刑事第二課の巡査部長になっていました。

 

これまでの人生で警察署に訪れたのは、住所変更で免許証の裏書をしてもらった時くらいでしたが、今回は上の階の、個室のようなところに通されました。

JMSに関する資料は全て持参したので、証拠として1枚1枚コピーを取られました。

 

この方にこれまでの経緯を細かく説明し、ネット銀行の担当者が、捜査に協力する!と仰っていたことも告げ、「どうにかして私を騙した犯人を捕まえてほしい!」と訴えましたが、“今回の件で被害届を出すことは難しい”と言われました。

 

え?

 

私はぜんぜん意味が分からない!?という感じになり、「お金を取られたのにどうして被害者になれないのですか?」と詰め寄りました。

 

この巡査部長さんはとてもやさしい口調で、「お気持ちはわかりますが、アルバイトとして報酬を得ていたわけなので、これは騙されていたことにはならない」と説明してくれました。

 

最近はこのようなアルバイト詐欺が流行っていて、学生や主婦が軽いお小遣い稼ぎのつもりで加担して、被害に遭っている実態も教えてくれました。

お金を騙し取られた被害者ではあるのだけれど、賃金をもらっている時点で、”加害者の協力者”という立場になり、詐欺の被害者にはなれないのだと。

 

ただ、詐欺の被害届は出せないけれど、生活安全課に情報を渡して捜査することはできるかもしれないから、ネット銀行の担当者にも連絡を取って調査させてもらいますと言われました。

 

しかし、まだ私は自分が被害者になれなかったことに納得がいきませんでした。

すると明らかに偉い(偉そうな)年配の刑事さんが出て来て、巡査部長さんと交代しました。

 

感じの悪い人で、名刺を出すこともなく、いきなり私の前に荒々しく座って、ドスの効いた声で、「あなたは自分が詐欺に加担していることを分かっていない!」と厳しい口調で言うのです。

まるで犯罪者扱いです!

 

この刑事の話をまとめると、

  • バイトだと騙されたとはいえ、職業を偽ってサラ金を騙してお金を借りたんだから、サラ金の方が被害者になる。逆にあなたは被害届を出される側の人間。
  • 騙す方も悪いけど、騙される方も悪い。あなたは簡単に人を信じすぎ!
  • ごねても借金から逃れることは難しい。これ以上、印象を悪くしないで、払うのが懸命。
  • 警察ができることは、あなたの口座を止めることぐらい。でもそれをするとあなたも生活が不便になる

 

ガーン、どうしよう…

あぁ、私はいつの間にか詐欺の片棒を担いでいたんだ…

自分は犯罪者になったんだ…

ガーン、ガーン、ガーン・・・

 

この刑事に厳しく諭され、改めて自分のバカさ加減に気が付き、打ちのめされました。

軽い気持ちで始めたアルバイトで、まさかこんなことに巻き込まれるなんて…

 

仕事だからと騙されていたとはいえ、詐欺集団に言われるがまま嘘をついて、サラ金会社を欺いてお金を不正に借りたことになり、被害届を出すどころか、逆にサラ金側から被害届を出される方の立場だったのです。

 

びびった私は、被害届を出されることがないよう、穏便に、借りたお金は自分自身の借金として返していかなければならないということを、ここでようやく理解したのでした。

 

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騙し取られたお金を取り返す方法はないのか?

 

しかし、被害者にはなれなくても、お金を取られたことには違いはないのだから、このお金を取り返す方法はないのか?と尋ねました。

何にも知らない無知な女に呆れながらも、刑事さんは教えてくれました。

 

  • 被害届を出せない以上、刑事事件にはならないので刑事二課では捜査はできない。
  • 生活安全課で捜査するかはこっちではわからないが、警察は犯人を捕まえることはできても、騙されたお金を取り戻すのは警察の仕事ではない
  • お金のことは法テラスにでも相談に行って、弁護士さんに協力してもらうしかない

 

え、そうなの?警察ってお金を取り返すところまではしてくれないんだ…知らなかった。

よくドラマで民事事件と刑事事件というのが出てきますが、こういう事なんですね。

 

警察が何とかしてくれる!と思っていた私は、この結果にガックリとうな垂れて、地の底まで落ち込みました。

お金は戻ってこなくても、せめて生活安全課が捜査してくれて、犯人が捕まることを願いながら、トボトボと家に帰りました。

 

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騙し取られた借金は自分が被ることに

 

警察から帰って、返事を保留にしていたサラ金会社に電話をしました。

 

こうなった以上、謝るしか道はないと思った私は、

  • 仕事と騙されてていたとはいえ、職業を偽ってお金を借りたことは事実であり、全部自分が招いたこと、責任は自分にある。
  • 借金は自分が全額返す。

と平謝りしました。

 

サラ金の担当者は、「すぐに一括返済してくれるなら咎めない」と仰ってくださり、何とか穏便に済ませてくれることになりました。

有難いことでした。

 

信用情報機構への登録を勧められた

こちらの担当者は、借金を背負う羽目になった私のことを気の毒に思ってくださったのか、流出した免許証のコピーを使って、新たな借入れが行われないようにと、信用情報機構へ運転免許証のコピーが出回っていることをコメントに記載してもらう手続きをすることを教えてくれました。

 

大手の金融会社は、顧客から借入れの依頼があった時点で、必ず信用情報を調査するようなので、ここにコメントがあれば、万が一借り入れの申し出があっても注意をしてくれるのだそうです。

賃貸住まいであればすぐに引っ越して、免許証の住所を変えたいところですが、持ち家なのでそうもいきませんでしたので、仕方なく登録をすることにしました。

 

ただ、いわゆる闇金と呼ばれるところは、このような機関を利用しない場合があるということなので100%安心はできませんが、あれから4年が過ぎていますが、今のところは問題ないようです。

 

それから他の2社にもこちらから電話をして、事情を説明し、お金はすぐに一括返済することを告げると、それ以上のことは何も要求されませんでした。

 

このサラ金3社からは恐らく、二度とお金は借りれないでしょう。

これから先、できればサラ金会社のお世話にはなりたくないですが、もしもの時に借金ができないなんて、ダメ人間のレッテルを貼られたようで惨めなものです。

 

事件の後も、自分の口座が止られることもなく、持っていたクレジットカードも問題なく使えているので、ありがたいのですが、新規の銀行口座やクレジットカード作成ができるかどうかは怖くて試せていません。

この件で預金の大半を失ったので、車の買い替えの際には銀行で借り入れをしたのですが、カーローンは組むことが出来ました。

 

つづく

次回は騙し取られたお金を取り返そうと、法テラスを訪ねる話を書きます。

 

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